海外ドラマ好きの独り言

海外ドラマ好きのOLが、ドラマの感想をつらつらと述べるブログです。クライムサスペンス、法廷物中心、時々ハートフル

SEAL Team/シール・チーム シリアスなアクションドラマ

ボーンズのデヴィッド・ボレアナズ主演のアクションドラマ、SEAL Teamは、タイトル通りアメリカの特殊部隊SEALsを描いたドラマである。通常ネイビー・シールズと呼ばれるアメリカ海軍に実在するチームで、あのビンラディンを殺害したのがシールズだった。ちなみに陸軍の特殊部隊がデルタフォース、フセインを捉えた部隊である。

さて、シールズというとアメリカのドラマにはよく登場する。特に「シールズ出身」という元エリート軍人の肩書きをもった登場人物だと、思い出せる限りでも、NCISLAのサム、HawaiiV0のスティーブン、パーソンオブインタレストのリース、などクライムサスペンスのドラマには豊富にいる。(ちなみにNCISLAのサムとHawaiiのスティーブンは知り合いという設定)
で、今回はこのシールズそのものを描いたドラマだ。かなりシリアスに、リアルに(多分)描いている。デヴィッド・ボレアナズ演じるジェイソン・ヘイズはシールズのエリートチーム、ブラボーチームのリーダー。ブラボーチームは6人と犬1匹、このメンバーで命令に応じて飛行機に乗ってどこにでもいく。人質の救出や、テロリストの暗殺をすることもあるが、砂漠に何日も滞在して、結局待機だけで何もしないで帰ってきたりすることもある。現実はこうなんだろうなと思う。

この手のドラマは、若手新入りがチームに参加したところから始まるのが定番で、このドラマもその通り、ブラボー6となるクレイが訓練を終えてシールズに参加したところから始まる。このクレイ、当初は反抗的で(これも定番)野心的だったが、しばらくしてすっかり反抗心もなくなり、同時に存在感も薄くなった。
がしかし、もっと存在感がないのはブラボー4とブラボー5である。ブラボー1が主役のジェイソン、その親友で副官がブラボー2のレイ。ブラボー3のソニーは酔っ払いのムードメーカーで、そして2人とんでブラボー6のクレイ。4と5の名前が覚えられないくらい影が薄いのである。多分4が医療担当で、5が犬を連れている。がしかし、4と5は全くといっていいほど台詞がない。会議の時も一緒にいるし、みんなで飲みに行く時も必ずいる。なのに不自然なくらい一言もしゃべらないのだ。最近これが気になって仕方ない。地味とか無口とかいうキャラ付けがされているわけでもない。ただただ台詞がないのだ。1時間の中で「了解」しか言わない回もしばしばだ。不自然すぎる。

気になることは色々あれど、シリアスで感情的な部分の少ないよくできたアクションドラマである。もうちょっと陽気なドラマでもいいかなと思いつつ、シーズン4を待っている。