海外ドラマ好きの独り言

海外ドラマ好きのOLが、ドラマの感想をつらつらと述べるブログです。クライムサスペンス、法廷物中心、時々ハートフル

24TWENTY FOUR キムに言いたい「じっとしていろ」

24TWENTY FOURの一気見で、シーズン3を見て思い出しました。リアルタイムで見ていた時はジャックバウアーの娘、キムが鬱陶しくてシーズン3で挫折したんだった。。。
いやあ一気にみるとさらに鬱陶しい、この娘。当時から彼女のトラブルメーカーっぷりは話題になっていたが、やはりシーズン3が彼女の見せ場だろう。
シーズン1では、まあジャックバウアーの事件に巻き込まれた被害者であるからあまり責めてもかわいそうだ。視聴者からすれば、ちょっとじっとしてればもっと早くに助かったのに、と思えるが、まあ仕方ない。
シーズン2は勝手に関係ない事件に巻き込まれて騒いでいた。なぜよりによってこの日に事件に巻き込まれるんだ、キム。
そしてシーズン3では、なんと、CTUの一員となってジャックの部下として(正確にはトニーの部下)働いている。同僚が「お前なんか親のコネで入りやがって」と文句を言っていたが、私も同意見だ。そんな簡単に入れるものなの?キムがコンピューターや情報分析の勉強しているくだりあったっけ?素人だったよね?それでいて、トニーがちょこっとキムを現場に行かせようとすると、過保護なパパ(ジャック)が「俺の娘を危険な目に合わせるっていうのか!」と大騒ぎである。いやいや、仕事ですから。トニーの苦労がしのばれる。

これ以降、キムはレギュラーではなく、ちょこちょこ思い出したように登場する。(いつも別の男とでてくるのもいささか気になる。)シーズン7でようやく、「私わがままで子供っぽかった」と反省していた。視聴者の意見がきいたのか、よかったよかった。これ以降は、結婚していて、どうやら専業主婦をしているようだ。ますますCTUで一瞬働いていたのが何だったのかということになる。まあ、トラブルメーカーの卒業とともに、出番もなくなった(なぜなら事件に巻き込まれないから」のだが、ジャックの娘ということで、物語において重要なポジションであることは間違いない。彼女のトラブルっぷりをほほえましくみられるくらい大人でないと、24を楽しむことはできない。

SEAL Team/シール・チーム シリアスなアクションドラマ

ボーンズのデヴィッド・ボレアナズ主演のアクションドラマ、SEAL Teamは、タイトル通りアメリカの特殊部隊SEALsを描いたドラマである。通常ネイビー・シールズと呼ばれるアメリカ海軍に実在するチームで、あのビンラディンを殺害したのがシールズだった。ちなみに陸軍の特殊部隊がデルタフォース、フセインを捉えた部隊である。

さて、シールズというとアメリカのドラマにはよく登場する。特に「シールズ出身」という元エリート軍人の肩書きをもった登場人物だと、思い出せる限りでも、NCISLAのサム、HawaiiV0のスティーブン、パーソンオブインタレストのリース、などクライムサスペンスのドラマには豊富にいる。(ちなみにNCISLAのサムとHawaiiのスティーブンは知り合いという設定)
で、今回はこのシールズそのものを描いたドラマだ。かなりシリアスに、リアルに(多分)描いている。デヴィッド・ボレアナズ演じるジェイソン・ヘイズはシールズのエリートチーム、ブラボーチームのリーダー。ブラボーチームは6人と犬1匹、このメンバーで命令に応じて飛行機に乗ってどこにでもいく。人質の救出や、テロリストの暗殺をすることもあるが、砂漠に何日も滞在して、結局待機だけで何もしないで帰ってきたりすることもある。現実はこうなんだろうなと思う。

この手のドラマは、若手新入りがチームに参加したところから始まるのが定番で、このドラマもその通り、ブラボー6となるクレイが訓練を終えてシールズに参加したところから始まる。このクレイ、当初は反抗的で(これも定番)野心的だったが、しばらくしてすっかり反抗心もなくなり、同時に存在感も薄くなった。
がしかし、もっと存在感がないのはブラボー4とブラボー5である。ブラボー1が主役のジェイソン、その親友で副官がブラボー2のレイ。ブラボー3のソニーは酔っ払いのムードメーカーで、そして2人とんでブラボー6のクレイ。4と5の名前が覚えられないくらい影が薄いのである。多分4が医療担当で、5が犬を連れている。がしかし、4と5は全くといっていいほど台詞がない。会議の時も一緒にいるし、みんなで飲みに行く時も必ずいる。なのに不自然なくらい一言もしゃべらないのだ。最近これが気になって仕方ない。地味とか無口とかいうキャラ付けがされているわけでもない。ただただ台詞がないのだ。1時間の中で「了解」しか言わない回もしばしばだ。不自然すぎる。

気になることは色々あれど、シリアスで感情的な部分の少ないよくできたアクションドラマである。もうちょっと陽気なドラマでもいいかなと思いつつ、シーズン4を待っている。

24TWENTY FOURは突っ込みながら観るのが正しい

FOXで24のイッキミをやっていたので久々に24をみた。あの一斉を風靡したドラマがもう20年前ということにまず驚く。じゃあ今時の高校生は24を知らなかったりするのだろうか?
当時も突っ込みどころ満載で話題になっていたので、今回は心して突っ込みを楽しんで見てみた。

テロ対策ユニットCTU(これも架空の捜査機関だと知って驚く)のジャックバウアーの一日、24時間を1時間ごとに全24回で放送するという手法が斬新で話題になり、今見てもよくできている。がしかし、やはり無理あるだろ。1日でこんなに色々起きるなんて。
これ、週1の放送で24回だったら半年かけて1日に起きたドラマを見ていたわけで、その頃は気にならなかったが、実際に24時間で(イッキミとはいえさすがに2日かけて見たが)連続してみてみると無理がわかりやすい。人の動きは計算して作っているだろうから可能は可能なんだろうが、言動がコロコロかわって、どいつもこいつも多重人格者のように10分前に言ったことと違うことを言う。繰り返すが放送の時は1週間かけて少しずつキャラが変わっていくように見えるが、ドラマ時間では10分しか間がないのだ。
一日のうちにどんどんいろんな事実が判明していく。前半で疑いが晴れた人間もやっぱり裏切り者だった、ということになるのだが、ドラマ時間では数時間のうちにころころ立ち位置がかわるのだ。

おなじみジャックバウアーは不死身と言われるが、彼は基本的には任務と家族のことしか考えていないので、それ以外の人間はないがしろにされがちである。彼の娘のキムはシーズン1にして早くも天性のトラブルメーカーっぷりを開花させている。彼女にもやっくと同じように人間を人間を危険に巻き込み才能があるので気をつけた方がいい。キムこのあとのシーズンでさらにその才能を伸ばして人をイライラさせるのである。

ニーナが犯人なのは、どうみても伏線がなかったから後から決まったのだろう。アメリカドラマあるあるで、シーズン後半に次のシーズンの制作が決まって話を引っ張るためにニーナを犯人に仕立てたのか。彼女が犯人だったのならもっと前半に色々なことができた筈だ。

24はなんとシーズン8まであるらしい。その上スピンオフもある。
確か私はシーズン3くらいでキムのわがままっぷりに嫌気がさして見るのをやめたのだが、今回は全シーズン見てみようかと思っている。

アンフォゲッタブル-完全記憶捜査 ダサいがタイトル通りの捜査ドラマ

アンフォゲッタブルが久しぶりにAXNで放送していたのでなんとなくみている。
これは「完全記憶捜査」といういささかダサいサブタイトルがついているが、その通りのドラマで、主人公のキャリーは観た物をすべて記憶する能力をもっており、それを武器にニューヨークで捜査官として活躍する。現場で目にした物、見物人達の様子、目撃証言などすべての詳細を記憶しており、それをつなぎ合わせて事件を解決していく謎解きの部分は斬新で面白い。
このキャリーはその能力ゆえにやや厭世的で独善的、自意識が高くギャンブル中毒、ドラマのヒロインとしてはなかなか性格が悪い。優秀であるが故でそこも面白いのだが、時々鼻につく。あと一緒に組んでいる上司の刑事が元彼氏のアルで、これがめんどくさい。私の嫌いなパターンだ。最初からこの二人がまたくっつくんでしょうよと誰がみてもわかるのに、それぞれが別に彼氏彼女を作って失礼するというイライラする展開だ。さっさとカップルになれ、面倒な。

このアンフォゲッタブル、なんとなくストーリーが落ち着かない。シーズン1では市警にいたが、シーズン2で突然重大犯罪課に移動している。主人公の二人以外は同僚も上司も総取っ替えである。シーズンごとにプチプチストーリーがきれるのがなぜかと思っていたら、どうやらドラマの打ち切り→別の局で再開を繰り返しているようだ。今はシーズン4が終わったところだが、打ち切ったのかどうかはわからない。

ルシファー 最終シーズンを待ちながら

女性刑事と、外部の男性コンサルタントのコンビのドラマは定番になりつつある。
メンタリストではメンタリストが、キャッスルではミステリー作家が、トリックではマジシャンが女性刑事と組んで事件を解決する。
このルシファーでは、悪魔が刑事と組む。比喩的な意味でなく文字通り悪魔だ。アメリカドラマあるあるの、突然のSFがらみである。地獄の管理に飽きて地上に遊びにきてナイトクラブを経営している金持ちの遊び人である。このルシファーが女性刑事クロエ・デッカーに興味を持ち、警察の仕事を手伝うことにする。悪魔であることを秘密にしてはいないが、当然信じられてもいない。
一話完結の犯罪ドラマとしてはまあまあよく出来ている。シリアスとSFとお色気とコメディがまざったドラマだ。ルシファーの好みは分かれると思う。私はぎりぎりOKだが(相変わらず私の意見なんかどうでもいいだろうが)突然歌をうたったりピアノをひいたりしてのセクシーアピールは本当に必要なのか議論したいところだ。

この手のドラマは当然のように主人公の二人が恋に落ちる。このパターンやめて欲しい。いや、付き合うのはいいのだが、観ている側は「どうせこの二人くっつくんでしょ」と思っているのに本人同士がそうは思わず、それぞれ他の人と付き合ったりする。はじめからわかっているのに失礼じゃないか。
このドラマではルシファーは遊び人なのでプロアマとわず常に女性が周りにいるが、クロエは堅いシングルマザーである。そして彼女に失礼される立ち位置なのが元旦那の刑事ダニエルだ。このダニエル、そもそもなんで離婚したのかがよくわからない。クロエをかばって事件を起こしてそれをクロエに秘密にして。。。みたいな感じだ。最初の頃こそ二枚目の秘密をかかえた有能な刑事で元妻を陰日向にささえていたが、ルシファーと絡み出してから調子をくずしたのか、後半はすっかり三枚目キャラに転向してしまった。(ルシファー以外からは「イケメン刑事」とは言われている)

シーズン4あたりから、犯罪ドラマというよりはSF要素が強まってきていて、天国での争いとか、まあそういう話がでてきたからもういいかな、、、と思っていたらシーズン6で終了だそうだ。

クリミナルマインド JJがプロファイラーになったのが失敗だったのでは?

クリミナルマインドの失速からのシーズン15での終了は前の記事で書いた通りだが、ここでクリミナルマインドが(個人的に)つまらなくなった理由を考えてみた。
つまらなくなったと思っているのは私だけかもしれないが、以前のような人気はなくなった筈だ。

一番の原因は、人気キャラクターのデレク・モーガンがシーズン11で去ったことだろうが、彼がいなくなった後、シーズン1から残ったメンバーのジェニファー・ジャロウことJJ、リード、ガルシアの迷走がひどい。特にテクニカルアナリストのガルシアはウェットで口うるさく無駄がらみの多いめんどくさいキャラに変わっている。
個人的に、JJがシーズン7で広報からプロファイラーになったせいではないか?と思っている。それまではJJは広報兼渉外担当で、あちこちの警察からはいってくる協力依頼を分析して調整し、チームが派遣される時は地元警察との橋渡しやマスコミ対応を専門としていた。ところが突然にプロファイラーになりたいと言いだしあっさりプロファイラーに転向する。で、渉外担当がいなくなりガルシアがそこを担当することとなる。
そもそもテクニカルアナリストのガルシアは、派手なオタクキャラで変人で天才、というコンピューター前に引きこもって仕事をしている様子が魅力的だったのだ。このキャラ、広報にも渉外にもまったく向いていない。穴倉からでてきた瞬間に彼女の魅力は半減するのだ。
そこになんとなく違和感を感じてはいたが、メンバーが入れ替わってそのマイナスが目立ってきた。クールでプロフェッショナルなプロファイラーと違い、そもそも人付き合いのだめなオタクだから、新しいメンバーに無駄がらみする。悲惨な事件のたびに大騒ぎする。(そういう事件専門なのにだ。)とにかく鬱陶しい。

そしてリード。前シーズン通して何回誘拐された?誘拐されすぎじゃない?演じているマシュー・グレイ自身が「とらわれのお姫様」と言ってたけど、それにしても狙われすぎだ。あげく、罠にかかって刑務所にまではいる。本当に天才なのか?天才でうんちく好きで病的な潔癖症で握手もできない、という当初のキャラもだんだんブレてきた。まあ成長したと思えばいいのか。
でこのリードとJJ最初からとても仲良しだったのは知っているが、なんで後半で突然「愛してる」とか言い出した?おいおい、JJ旦那と二人の子供いるんだけど?だいたいJJの旦那さん、存在感が薄すぎる。JJは事件で知り合ったウィリアム刑事とすぐに付き合い始めて子供ができて結婚したが、この旦那さんがいつでも都合のいいときに子育てと雑用を引き受けている。専業主夫になったのか?と心配になるくらいだが、腕利きの刑事だ。忙しい筈だが。ついでにホッチの子供の世話までしてくれたりする。リードが子供の後見人になるのだが、それを頼むときJJとリードを二人きりにするためになぜかこの旦那さんが他のメンバーを外に連れ出すという気遣いまでする。いや、父親なんだが。なんで妻側の関係者しか常にいないのか。
ところでウィリアム刑事役のジョシュ・スチュワート、他では割と悪い人の役でみる俳優さんだが、クリミナルマインドではひたすらいい人だ。

話はそれたが、とにかくプロフェッショナルなクールでドライなドラマだったのが、恋愛話を盛り込んだ人情ドラマに移行していったのがとても残念である。まあ視聴者がそれを求めたのかもしれないが、でも終わっちゃうもんね。

ゴースト 天国からのささやき メリンダの異母弟はなぜ能力をもっているの?

タイトルそのままなんだけど、ぼんやり観ていて疑問に思ったので。
ゴーストは、幽霊を観ることができる能力をもったメリンダが、幽霊の現世での心残りを解決し「光」へと進む手助けをする物語である。この能力は母方の祖母から受けついたもので子供のころから「使命」と認識していた。母は自分の母親や子供が幽霊と会話をすることを嫌がっており、そのことでメリンダとは疎遠になっている。(後に母自身も能力をもっていることが判明するが本人はかたくなに否定。)
父親はメリンダが小さいころに家を出て帰ってこなかったとの話だったが、後に幽霊として登場。これ、以降幽霊じゃなくてとりつかれていただけだとか色々あるのだが、とにかく裏のありそうな父親がいる。このあたりで異母弟のガブリエル・ローレンスというイケメンが登場する。父親がメリンダのもとを去った後に生まれた子供ということだ。彼はメリンダと同じ能力をもっているが、幽霊を現世にとどめて闇の王国を作ろうとしている悪者だ。闇の帝王となるにはいささか小物っぽいので、どうやら父親が裏で手を引いている気がする。
と、ぼんやりみていてあれ?と思う。メリンダの能力は祖母から母を通して受け継いだものだ。父親にはない。なんで腹違いのガブリエルにこの能力があるんだろう?この説明あったのかな。誰かご存じの方教えてください。