海外ドラマ好きの独り言

海外ドラマ好きのOLが、ドラマの感想をつらつらと述べるブログです。クライムサスペンス、法廷物中心、時々ハートフル

24TWENTY FOURは突っ込みながら観るのが正しい

FOXで24のイッキミをやっていたので久々に24をみた。あの一斉を風靡したドラマがもう20年前ということにまず驚く。じゃあ今時の高校生は24を知らなかったりするのだろうか?
当時も突っ込みどころ満載で話題になっていたので、今回は心して突っ込みを楽しんで見てみた。

テロ対策ユニットCTU(これも架空の捜査機関だと知って驚く)のジャックバウアーの一日、24時間を1時間ごとに全24回で放送するという手法が斬新で話題になり、今見てもよくできている。がしかし、やはり無理あるだろ。1日でこんなに色々起きるなんて。
これ、週1の放送で24回だったら半年かけて1日に起きたドラマを見ていたわけで、その頃は気にならなかったが、実際に24時間で(イッキミとはいえさすがに2日かけて見たが)連続してみてみると無理がわかりやすい。人の動きは計算して作っているだろうから可能は可能なんだろうが、言動がコロコロかわって、どいつもこいつも多重人格者のように10分前に言ったことと違うことを言う。繰り返すが放送の時は1週間かけて少しずつキャラが変わっていくように見えるが、ドラマ時間では10分しか間がないのだ。
一日のうちにどんどんいろんな事実が判明していく。前半で疑いが晴れた人間もやっぱり裏切り者だった、ということになるのだが、ドラマ時間では数時間のうちにころころ立ち位置がかわるのだ。

おなじみジャックバウアーは不死身と言われるが、彼は基本的には任務と家族のことしか考えていないので、それ以外の人間はないがしろにされがちである。彼の娘のキムはシーズン1にして早くも天性のトラブルメーカーっぷりを開花させている。彼女にもやっくと同じように人間を人間を危険に巻き込み才能があるので気をつけた方がいい。キムこのあとのシーズンでさらにその才能を伸ばして人をイライラさせるのである。

ニーナが犯人なのは、どうみても伏線がなかったから後から決まったのだろう。アメリカドラマあるあるで、シーズン後半に次のシーズンの制作が決まって話を引っ張るためにニーナを犯人に仕立てたのか。彼女が犯人だったのならもっと前半に色々なことができた筈だ。

24はなんとシーズン8まであるらしい。その上スピンオフもある。
確か私はシーズン3くらいでキムのわがままっぷりに嫌気がさして見るのをやめたのだが、今回は全シーズン見てみようかと思っている。