海外ドラマ好きの独り言

海外ドラマ好きのOLが、ドラマの感想をつらつらと述べるブログです。クライムサスペンス、法廷物中心、時々ハートフル

SUITS ー シーズン2から急速にチープな群像劇にかわった法廷ドラマ

2018年の今、タイミング的にSUITSの話をしたい。ロイヤルウエディングもあったし(メーガンは嫌な女の役だったが)、まさかの日本でのリメイクもはじまる。ということでSUITS。
最初に言うのも何だが、現在シーズン5まで見ていて、リタイアしようか迷っている。

主人公の1人、マイクは記憶力抜群の天才青年。しかし色々な事情で(主に貧乏だから)大学に行かずに怪しいアルバイト生活をしている。もう1人の主役、ハーディはハーバード大卒のエリートで、スター弁護士である。マイクはあるきっかけでハーディーに出会い、その抜群の記憶力を活かしてハーバード大卒と偽って弁護士となり、二人で法廷で活躍する話である。ってそう、このSUITS、法廷物なのだ。少なくともシーズン1は。なのにどうしたことか、回を重ねるごとに恋愛話やら会社内の権力争いやらに終始し、「法廷物」「一話完結型」の爽快さがなく、毎回もやもやしている。

シーズン1は本当に面白かった。なんせこのハーディーとマイクがイケメンで、タイトル通りスーツをビシッときこなし、軽口をたたき合いながら様々な案件を処理していく。ハーディーの高級マンションから見える夜景も、まだ新入社員のマイクが自転車で通勤する様子もいかにもニューヨークといったスタイリッシュなドラマだった。
がしかし、シーズン2から、どうしたことかなにか登場人物達の個人的な事情と感情がフォーカスされ、なにやらぐだぐだの展開になってきたのだ。ひとつはマイクが、なかなか図々しい青年で可愛げがない。そして不必要な恋愛話がからみすぎ。マイクの恋人レイチェル(これがメーガン)は、パラリーガルだが弁護士になれないコンプレックスを抱いてるというやっかいな役で(なんでプロのパラリーガルじゃだめなの?)マイクと共に僻み根性丸出しで周囲にからみまくる嫌な女だ。美人でスタイルはいいけど。ハーディーの秘書、ドナもこれぞ完璧な秘書って感じだったのに後半には恋愛話に絡んできて個人的にはうんざりである。

まあシーズン物に中だるみはつきものだし、メンバーが入れ替わってまだ続くようなので、もう少し頑張ってみようか。