インスティンクト 異常犯罪捜査 シーズン2で終了。だろうな。
インスティンクト異常犯罪捜査。CBSの捜査ドラマである。元CIAの犯罪心理学の教授がコンサルタントとして、美人刑事の相棒となる、というよくあるといえばよくある話だ。美人刑事とやや変人の男性コンサルタントが相棒となるスタイルは「メンタリスト」「トリック」「キャッスル」と人気シリーズが多い。
インスティンクトが珍しいのは、このコンサルタント役のラインハート教授がゲイである所だ。恋人(男性)と結婚していて、後半では子供を引き取る話をしているくらいラブラブなのである。これは非常にいい。これで主人公ふたりが恋愛関係になったり変な嫉妬で捜査に私情がまざったりするうっとうしい話題がおこらない。本当の意味でのよい相棒となるだけなのだ。ちなみにラインハート教授役は「グッドワイフ」でおなじみのアラン・カミング。
と、期待して観たドラマだが、なんだろう、なんだかチープなのだ。面白くないとは言わないが、どうにもこうにも単純だ。おそらく、脚本が雑なのだ。まず、主人公以外の刑事たちの影が薄い。主人公の優秀さを際立たせるためにまわりをひたすら無能にするのはやめて欲しい。それと元CIAの仲間が情報をくれるのだが、警察のもっている情報との差がありすぎる。警察、頑張れ。心配になる。
で、他の人たちの影が薄すぎると思ったのか、シーズン2になって、なんだが突然もう一人刑事があらわれた。田舎のイケメン刑事が地元から連続殺人犯を追ってやってきたという設定で、その連続殺人の事件をずっと追っている。いつか主人公たちと絡むだろうと思ったが、事件そのものは最後まで独立している。彼にだけなぜか別のストーリーを展開しているのだ。これ何なの?と思っていたらシーズン2で終了となるらしい。そりゃそうだ。収集がつかなくなってる。