海外ドラマ好きの独り言

海外ドラマ好きのOLが、ドラマの感想をつらつらと述べるブログです。クライムサスペンス、法廷物中心、時々ハートフル

HAWAII FIVE-0 日本人は全員ヤクザ

HAWAII FIVE-0はシーズン8でメンバーが大幅にチェンジした。メインキャストの二人がギャラ関連で抗議をしての降板が原因となれば、視聴者の気分にも多少影響する。
ましてやそれがアジア人への差別でないかとなればヤマトナデシコとしても複雑な気分だ。
Five0のオリジナルメンバーはスティーブンとダニー、そしてスティーブンの幼なじみのチンとチンのいとこのコノ。チンとコノはハワイローカルのアジア系という設定だ。というかだった。このチン役のダニエル・ディ・キムとコノ役のグレイス・パークが、他の二人に比べてギャラが安すぎるということで抗議をした結果の降板である。確かに、当初こそアレックス・オローリンが人気知名度ともに一番だっただろうが、シーズン7ともなれば、人気も4等分しているのだから、ギャラが10分の1以下ならば抗議もしたくなるだろう。(ここの真相は不明だが、キャラが極端に低く、上がり幅も少ないというのはダニエル本人談)

もともとHAWAII FIVE-0は当然撮影をHawaiiでやっているので、俳優への負担が大きいのか入れ替わりが多い。日本人俳優のあのマシ・オカも準レギュラーだったが、「Hawaiiに通うのが大変」という理由で降板している。シーズン3あたりからはメインキャストのダニーがいない回がしょっちゅうある。最初のころこそ「シカゴの裁判に証人として行った」だの「親戚の用事」だの理由をいっていたが、後半は理由もなくて、あ、今日はダニーでてないな、とこちらも慣れてきた。そもそもスティーブンとダニーのバディものなのにそのうちの一人がしょっちゅういないってどういうことなんだよ。
そんなわけで、シーズン8で誰かが降板、と最初聞いた時はてっきりダニーだと思ったものである。それがまさかのチンとコノ。ダニーの留守を支えて皆勤している二人のギャラが安いとなればそりゃやめるよね。

これはHawaiiの物語。青い空と海とオハナ(ハワイ語で家族)の物語なのにそんな裏話をきかされるとテンションは下がる。しかしそれを差し引いても、シーズン9とシーズン10の出来はひどかった。あんなに盛り上がったドラマなのにこんな終わり方をするとは。ドラマ適当に作りすぎ。
そして日本人の扱いがこれまた適当すぎる。もうちょっと勉強するか、マシ・オカを制作サイドにいれてほしかった。まずヤクザ一家のアダム・ヨシノリ。演じているイアン・アンソニー・デイルは他でも割とよくみかける俳優だが、日本語はできないよね?ヤクザの息子役でだしてカタコトの日本語で話すのやめて。そして彼がなんだかんだあってコノと結婚し、コノの降板に伴い離婚したという設定でなんとFIVE-0の一員となるのだ。
いやいやなんで?元ヤクザ(ではないのか。息子というだけ?)で、犯罪歴があるし、刑務所にはいっていた時期もある。警官のコノと結婚した時もびっくりしたけどいまや捜査官ですよ。そういう訓練もした気配ないけど、突然バッチと手錠もって悪人追いかけてますよ。いくらなんでも無理ありすぎでしょ。外部の情報屋扱いでよかったんじゃ?これチンとコノが降板したのでバランスとるためにアジア系をメンバーにいれた?
で、案の定というか何というかこのアダム、昔のヤクザ仲間にしょっちゅうからまれる。そりゃそうだ。なんといっても周辺にヤクザしかいない。ハワイに住んでいる日本人、全員ヤクザとその関係者らしい。そしてエンドー・タナカという若いヤクザがでてくる。誰かどっちも名字だと教えてあげてほしい。それとも外国にはそういう名前の日系人が多いんだろうか?遠藤田中、、、お笑いコンビにしか見えないのだが。まあ考えてみればアダム・ヨシノリも微妙な名前だ。ヨシノリって名字っぽくないよね。ちょっと調べればわかることなのに適当すぎる。私に電話の一本もくれれば名前の校正くらいしてあげるのに。

なんか、日本でも人気のドラマとわかっててこの扱い、がっかりである。