海外ドラマ好きの独り言

海外ドラマ好きのOLが、ドラマの感想をつらつらと述べるブログです。クライムサスペンス、法廷物中心、時々ハートフル

私が「私立探偵マグナム」にイマイチハマらないわけ

ハワイを舞台に元特殊部隊の探偵が活躍する「私立探偵マグナム」
私が一時期ハマっていた「Hawaii Five0」と同じ世界でのドラマで、クロスオーバーエピソードもあるし、警察官などのサブキャストは同じというちょっと面白い試みのドラマだ。私もHawaii Five0からの流れでそのまま見ている。
HAWAII FIVE-0 - ハワイが好きでもそうでなくても楽しめる爽快なアクションドラマ - 海外ドラマ好きの独り言

元特殊部隊ネイビー・シールズのトーマス・マグナムがハワイで探偵となり、帰還兵仲間とチームを組んで活躍する人気のドラマなのだが、残念ながら個人的にはイマイチハマっていない。シーズン1を見終わったところで、シーズン2に進まずにいる。

そもそもこのドラマ、昔やっていたドラマのリブート版で、恐らくそのせいで設定が古い。主人公のマグナムは帰還兵で在任中に知り合った人気作家マスターズの家にセキュリティー顧問として住んでいる。マスターズはこの家には住んでおらず、あしながおじさん的役割でドラマには実際には登場していない。セキュリティといってもたいした仕事をしておらず、要するに金持ちの家の居候なのだ。探偵を名乗りつつも正義の味方なのでお金は稼げず、金持ちの家でだらだら過ごしている。だらしないが優秀で、人助けをするが生活力がない。こういうの、1980年代風だ。今時流行らないと思う。赤いフェラーリがトレードマークだが、これも人の車を勝手に乗り回しているだけだ。
そしてこのマスターズの家に執事(!)がいる。オリジナル版では男性だが、リブート版では女性だ。なぜかここだけ急に時代を反映させている。元MI6というイギリス人女性ジュリエット・ヒギンズが執事として住んでいる。だったらセキュリティー顧問なんていらないだろうに。で、このヒギンズとトーマスの関係がまた古い。反発し合っていた二人がやがて、、、という展開であろうが、ヒギンズに余裕がない。それもこれもトーマスがたいした仕事もせずに居候となり、勝手に車を乗り回し、ワインセラーでワインをくすね、とやりたい放題だから仕方ないのだが、いちいち絡んでくるヒギンズが(絡んでこなきゃドラマにならないから仕方ないが)わーわー文句ばかり言っているヒステリックな女に見えてしまうのだ。

Hawaii Five0もリブート版であったが、あれはキャラクターも事件も現代風に書き直していたし、女性陣も(大半は)自立して男女関係ももっとスマートだった。
私立探偵マグナムの場合は、泥臭い人情家を描いているので比べる物ではないのかもしれないが、期待していたようなハワイの陽気さとスマートさはないのでいまひとつ見ていて楽しくないというのが感想である。